2021年01月25日

大京のテレワーク可能な賃貸マンション(秋葉原と築地)の入居が始まる

 ライオンズマンションの大京の賃貸マンションシリーズの『ライオンズフォーシア秋葉原イースト』『ライオンズフォーシア築地ステーション』が完成、1月下旬から入居が始まりました。コロナ禍に対応して、テレワーク機能つきの間取りを用意、2021年1月22日にリリースが届きました。

●賃貸マンションは東西で14件の実績
 分譲マンションのライオンズマンションシリーズで知られる大京ですが、2007年から分譲マンションで培ったノウハウを活かして「ライオンズファーシア」ブランドの賃貸マンションを展開しています。
 これまでに東京都、神奈川県、大阪府で14件の開発実績があり、主に都心で働く20歳代〜40歳代のシングルや共働き世帯、小さな子どもがいる世帯などをターゲットとしています。
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●秋葉原、築地駅徒歩圏の利便性の高い立地
 いずれも一棟一棟デザインにこだわり、間取り面では都心の賃貸居住者の生活ニーズに対応した多彩なプランを用意していますが、今回は、コロナ禍のニューノーマルに対応して、テレワーク機能付きの間取りを導入した2物件を東京で開発しました。

★ライオンズフォーシア秋葉原イースト
所在地:東京都台東区浅草4丁目
交通 :JR山手線「秋葉原」駅徒歩8分
    東京都メトロ日比谷線「秋葉原」駅徒歩6分
    JR総武線「秋葉原」駅徒歩4分
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上15階建て
総戸数:28戸
専有面積:25.82u〜52.34u
間取り:1K、1DK、1LDK、2LDK
賃料 :12万7000円〜25万円
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★ライオンズフォーシア築地ステーション
所在地:東京都中央区築地3丁目
交通 :東京都メトロ日比谷線「築地」駅徒歩2分
    東京メトロ有楽町線「新富町」駅徒歩5分
    都営大江戸線「築地市場」駅徒歩9分
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上10階建て
総戸数:37戸
専有面積:25.89u〜57.51u
間取り:1K、1DK、2LDK
賃料 :15万6000円〜30万5000円

●壁面レールと棚板、デスクなどでワークスペース
このうちライオンズフォーシア秋葉原イーストの5戸には、壁面レール収納を設置しました。
壁面のテールに、カウンターデスク、棚板、ハンガー棚を自由に組み合わせてワークスペースをつくりだすことができます。組合せは自由ですから、L型デスクにもできますし、アフターコロナにおいては、ハンガー棚を用意、ワークスペースだけではなく、柔軟性の高い収納として利用できそうです。

●収納スペースにテレワーク用のデスクを設置
 一方、ライオンズフォーシア築地ステーションでは、棚収納を予定したスペースに幅86p、奥行き58p、高さ70pのデスクを設置してあります。棚収納の予定スペースなので、居住スペースを狭くすることなく、限られたスペースで仕事に集中できる環境づくりを想定しています。
 上部に設けた棚板は高さを変更できるので、プリンターや書類などのデスク周りのものを収納することも可能です。
 賃貸住宅では、スペースが限られることもあって、なかなかワークスペースを確認できないものですが、今後はこうしたさまざまな工夫が進むのではないでしょうか。




posted by ky at 08:52| 賃貸住宅

2021年01月24日

住宅ローン減税の面積要件緩和の認知度は約4割−「フリエ住まい総研」調査

 2021年度の税制改正によって、住宅ローン減税の対象となる住宅の面積要件が50u以上から40u以上に緩和される予定です。それが市場にどのような影響を与えるのか、「フリエ住まい総研」が、全国の住宅購入検討者を対象に調査を行い、2021年1月20日、その結果が公表されました。

●ローン減税の対象住宅の面積要件緩和の影響は?
 不動産直販専門サイト「フリエ」を運営しているFILEは、住まいや暮らしに関するさまざまな気になることを調査する「フリエ住まい総研」を立ち上げ、Webマガジン「FILE magazine」に調査結果を公表しています。
 その一環として、2021年度の税制改正案に、住宅ローン減税の対象となる住宅の面積要件が、50u以上から40u以上に緩和されることが盛り込まれていることに関して、住宅購入を考えている人たちにどの程度認知されているのかなどを調査しました。
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●面積要件緩和を知っている人はほぼ4割に
 まず、2021年度から住宅ローン減税の面積要件が緩和される予定であることを知っているかどうかを聞いたところ、全体としては「はい」とした人が40.4%で、「いいえ」が59.6%という結果でした。
 この面積要件の緩和は40u台のマンションなどを購入する可能性の高い、単身世帯や2人世帯に影響が大きいと考えられますが、世帯人数別にみても、この認知率にはさほどの違いがみられませんでした。
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●少人数世帯ほど購入意欲が高まる可能性
 この面積要件緩和を受けて、住宅の購入意欲に変化があったどうかを聞いていますが、全体としては、「上がった」が25.6%で、「変わらない」が73.7%という結果でした。
 ただ、世帯人員別みると、「上がった」とする割合は単身世帯では28.2%、2人世帯では29.7%に対して、3人以上世帯では21.7%にとどまりました。
 やはり、40u台のマンションなどを取得する可能性の高い、少人数世帯ほど購入意欲が高まっているのではないかとみられます。
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●夫婦のみの世帯にはあまり恩恵はないのか
 実際に取得を希望するマンションの間取りをみると、単身世帯でも2LDKが55.6%のトップですが、50u未満の可能性が高い1LDKも42.9%に達しています。
 ただ2人世帯では1LDKの割合は8.2%にとどまります。現在は夫婦のみであっても、将来的には家族数が増える可能性が高いのですから、これも当然かもしれません。
 そう考えると、40u台もOKとなった面積要件緩和の恩恵が大きいのは、シングルに限られ、ディンクスなどにとってはさほど影響がないのかもしれません。




posted by ky at 08:57| 住宅取得支援策

2021年01月23日

システムキッチンで最も利用したいメーカーのトップは「パナソニック」

 伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコムが、2021年1月18日、『キッチンメーカーのブランドに関する調査』の結果を発表しました。認知率が最も高かったのはLIXILで、最も利用したいメーカーのトップはパナソニックという結果だったそうです。

●1万件以上の回答を得たインターネット調査
 インターネット調査を中心とする伊藤忠グループのリサーチ会社・マイボイスコムでは、3年に1度『キッチンメーカーのブランドに関する調査』を実施しています。
 2021年1月18日、その9回目の調査結果が発表されました。調査時期は2020年12月で、1万0197件の回答を集めたそうです。
 調査結果を知らせるリリースには、システムキッチンとは、「流し台・コンロ・収納などが天板でつながり、一体となるように組み合わせたもの」という注釈がついています。ふだんは、何の疑いもなく使っている用語ですが、正確に定義するとなると、こういうことなのですね。
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●システムキッチンがある人は約7割
そんなことに感心したのも、日本の住宅においては、意外にシステムキッチンが浸透仕切れていないということが分かったためでもあります。
 まず、いまの住まいにシステムキッチンがあるかどうか、ある場合には、どのように取得したのかを聞いています。
 その結果、「システムキッチンはない」と応えた人は31.1%でした。7割近い人がシステムキッチンを持っているといったほうがいいのか、あるいは7割しかいないといっていいのか、何とも微妙な結果のような気がします

●自分や家族が選んだという人は約2割
 それはともあれ、システムキッチンがある場合、どのように取得したのかをみると、最も多かったのは、「住宅を購入したり引っ越したりした際、もともと設置されていた」という人の35.4%でした。住宅を買ったり、借りたりしたときには付いていたわけで、これが一番多いのも頷けるところです。
 それに対して、「自分や家族が選んで購入した」は20.7%で、「自分や家族が買い替え・リフォームした」が9.6%などとなっています。
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●急激に認知を高めてトップに立ったLIXIL
 さて、そのシステムキッチン、メーカー別の認知度はどうかといえば、最も高かったのはLIXILの64.4%でした。グラフでも分かるように、6年前の調査では認知度は48.8%で、ライバルのTOTOやパナソニックなどの後塵を拝して5位にとどまっていました。それが、急上昇してトップに立ったわけです。
 LIXILの前身は100年以上の歴史を持つメーカーですが、LIXILブランドは11年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して設立された会社です。ですから、ブランドとしての歴史は浅いのですが、この数年に急激に認知度が高めたようです。

●旧ヤマハのトクラスの認知度はわずか3.1%
 LIXILに続くのは、TOTOの63.1%で、それにタカラスタンダードが61.2%で続いています。
 パナソニックは5位に入っていますが、旧ヤマハのトクラスは8位にとどまっています。もともとは、楽器メーカーのヤマハの100%子会社だったヤマハリビングテックが製造していましたが、2010年にヤマハが株式の85%を投資ファンドに売却、ヤマハの手を離れ、社名もトクラスに改められたという経緯があります。
 いずれにしろ、LIXILが数年で急速に知名度を高めたのと好対照の結果といえそうです。
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●最も利用したみたいのはパナソニック
 今後最も利用してみたいシステムキッチンメーカーを聞いたところ、トップはパナソニックの14.8%で、次いでLIXILが14.0%、TOTOが11.3%という結果でした。認知度ではトップにたったLIXILですが、利用意向においてもトップとはいかなかったようです。
とはいえ、ここでもやはりLIXILの伸びが目立っています。6年前の調査では10.8%とパナソニック、TOTOに次ぐ3位でしたが、今回はトップのパナソニックに迫る勢いです。
 他方、旧ヤマハのトクラスは0.6%とここでも下位に沈んでいます。



posted by ky at 09:26| 地価

2021年01月21日

23区で一番家賃相場が安い駅は「葛西臨海公園」駅の6.0万円−SUUMO調べ

 リクルート住まいカンパニーが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル」が、2020年1月19日、『東京23区、家賃相場が安い駅ランキング2021年版』を発表しました。対象となったのは、ワンルーム・1K・1DKの賃貸住宅です。

●調査対象は東京23区内で掲載物件11件以上
 リクルート住まいカンパニーでは、例年この調査を実施していますが、対象となる駅は東京23区にある、「SUUMOジャーナル」への掲載件数が11物件以上ある駅に限っています。
 物件については、駅から徒歩15分以内で、広さが10u〜40u未満、間取りはワンルーム・1K・1DKで、管理費を含めた月額賃料が3万円〜18万円までの物件を抽出、そのなかから中央値を算出しています。

●家賃が一番安いのは20年に続いて葛西臨海公園
 その結果、最も家賃が安かったのは図表にあるようにJR京葉線の「葛西臨海公園」駅(江戸川区)でした。昨年に続いての最安値で、家賃は6.00万円となっています。
 2位には、京成金町線とJR常磐線の「金町」駅(葛飾区)が入り、ともに6.20万円。京成金町線、JR常磐線の駅間距離は150mほどで、JR常磐線は東京メトロ千代田線と乗り入れていますから、このエリアは実質的に3路線を使いこなせる便利な場所です。

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●江戸川区、葛飾区、足立区などが上位に
 4位には京成本線「江戸川」駅(江戸川区)が入りました。月額家賃は6.30万円です。
 図表をみれば分かりますが、先の「葛西臨海公園」駅や「金町」駅など、家賃の安い駅の上位には江戸川区、葛飾区、足立区などの江東エリア、下町エリアの駅がズラリと並んでいます。
 下町風情があふれるエリアが多く、親しみやすいエリアである一方、山手方面に比べると家賃相場がかなり安くなっていることが分かります。

●世田谷区の「喜多見」駅が5位にあがる
 そんななか、家賃相場の安い駅の5位に小田急小田原線の「喜多見」駅(世田谷区)が入っています。19年版ではランクインしておらず、急速に上昇してきました。
 小田急線は各駅停車のみの駅ですが、18年のダイヤ改正で東京メトロ千代田線の直通列車も利用が可能になっており、利便性が高まっています。
 周辺には閑静な住宅街が広がっており、家賃の安さからすれば意外な穴場ということができそうです。

●家賃だけではなく利便性や環境などもチェック
「喜多見」駅のほか、西武新宿線の「上井草」駅(杉並区)も家賃の安い駅の10位にランクインしており、城西・城南方面でも家賃の安い駅があります。
 それを踏まえて、リクルート住まいカンパニーでは、「23区内というと、 日本でも最も賃料の高い地域。 とかく家賃や都心へのアクセスばかりに目が行ってしまいがちだが、 街にはもちろん、それぞれ特色があり、地元の人が大事にしている文化がある。それを探すのもまた、部屋探しの楽しみのひとつのはずだ」としています。




posted by ky at 08:51| 地価

2021年01月20日

首都圏中古一戸建ての成約件数は前年同月比9.3%増加、成約価格10.7%の上昇

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は2021年1月15日、20年12月分の『月例マーケットウォッチ』を公表しました。前回の中古マンションに続いて、今回は中古一戸建てと新築一戸建ての動向を取り上げます。
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●中古一戸建ての成約件数は6か月連続増加
 東日本レインズによると、20年12月の首都圏中古一戸建ての成約件数は1092件でした。19年12月は999件だったので、前年同月比では9.3%の増加です。図表1にある通りです。
 コロナ禍で20年3月から6月まで中古一戸建ての成約件数は前年割れが続きましたが、7月にはプラスに転じ、以降これで6か月連続して増え続けていることになります。ただし、10月、11月と二桁台の増加だったのが、12月は一桁台でした。
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●成約価格は2か月連続の上昇に
 20年12月の成約価格の平均は3448万円でした。図表2にあるように、19年12月は3115万円だったので、10.7%の上昇です。これで2か月連続の上昇になります。
 19年12月からコロナ禍直前の20年2月までは成約価格は3100万円台で、その後、3月以降は3000万円を切る月が続きましたが、7月以降は3000万円台をキープし、コロナ禍以前の水準を上回っています。
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●東京都の中古一戸建ては18.2%の上昇
 中古一戸建ての成約価格を都県別にみると、最も高い東京都の20年12月の平均値は5323万円で、19年12月の4502万円から前年同月比18.2%のアップとなっています。成約価格の水準が高いだけではなく、上昇率も他の3県を大きく上回っています。
 周辺3県は神奈川県が5.8%、埼玉県は5.7%、千葉県は5.2%と、いずれも前年同月比の上昇率は5%台でした。
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●新築一戸建ての成約件数は7か月ぶりの減少
 東日本レインズでは、仲介市場で取引きされている新築一戸建ての調査も行っています。
 20年12月の新築一戸建ての成約件数は368件で、図表4にあるように、19年12月の382件に対して、前年同月比で3.7%の減少になりました。20年6月以降6か月連続して増加し、かついずれも二桁台の増加だったのが、ここへきて一転して減少しており、今後への影響が気になります。
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●新築一戸建ての成約価格は2か月連続上昇
 首都圏の新築一戸建ての成約価格の平均は、図表5にあくるように3666万円でした。19年12月の3605万円に対して、1.7%のアップです。
 コロナ禍の3月から5月までは前年同月比で下落したのが、6月、7月は1%前後の上昇で、8月は0.0%、9月はマイナス1.6%となったあと、11月には4.7%上昇し、12月は1.7%とはいえ、2か月連続の上昇でした
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●東京都の成約価格は3か月連続の下落
 首都圏の新築一戸建ての成約価格を都県別にみると、図表6にあるように、東京都は4408万円で、前年同月比では0.5%の下落でした。下落幅は10月の7.8%、11月の5.9%から縮小しているとはいえ、下落傾向が続いています。
 価格水準が2番目に高い神奈川県もやはり前年同月比2.6%の下落でしたか、価格水準の低い埼玉県は6.0%、千葉県は1.0%の上昇でした。



posted by ky at 08:49| 住宅市場

2021年01月19日

首都圏中古マンション成約価格は7か月連続で前年同月比5%以上の上昇を記録

 2021年1月15日、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が20年12月分の『月例マーケットウォッチ』を発表しました。首都圏の中古マンションの成約は依然として好調で、成約価格は7か月連続して5%の上昇となっています。
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●中古マンション成約件数は3か月ぶりの減少
 東日本レインズの『月例マーケットウォッチ』によると、2020年12月の首都圏中古マンションの成約件数は2533件でした。図表1にあるように、19年12月には2810件だったので、前年同月比では9.9%の減少です。
 10月、11月と二桁台の高い増加率を示していたのですが、3カ月ぶりの減少です。例年12月は営業日数が少ないこともあって、やや少なくなるのですが、20年1月には再び首都圏などで緊急事態宣言が発出されたこともあって、今後の動向が気がかりです。
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●12月の成約価格は前年同月比で5.3%上昇
 しかし、成約価格は好調です。20年12月の首都圏中古マンションの成約価格の平均は3739万円でした。19年12月は3550万円でしたから、前年同月比では5.3%の増加になります。
 図表2をみれば分かるように、オレンジの折れ線グラフの前年同月比の数値は、20年6月以降7か月連続して5%以上の高い水準で推移しています。緊急事態宣言再発出のなか、21年1月の数字がどうなるのか注目です。
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●東京都の成約価格は2か月連続で7%台の上昇
 成約価格を都県別にみると、図表3にあるように東京都が4765万円と最も高いのですが、前年同月比での上昇率も7.8%と一番高くなっています。11月も7.6%のアップでしたから、やはり東京都の人気の高さは変わりません。
 次に高いのは神奈川県の3078万円ですが、前年同月比の上昇率は4.7%でした。上昇率では成約価格2262万円の千葉県が6.5%と神奈川県を上回りました。
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●中古マンションの新規登録は16か月連続の減少
 首都圏中古マンションの新規登録件数が減り続けています。20年12月の新規登録件数は1万2125件で、19年12月の1万4873件に対して、18.5%の減少です。図表4にある通りです。
 首都圏中古マンションの新規登録件数の減少はこれで16か月連続になりますが、この6か月は二桁台の減少が続いています。成約価格の先高感から、売却を先延ばしにしている売主が増えているのかもしれません。
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●在庫件数も5か月連続の二桁減少
 成約が比較的好調で、かつ新規登録が減っていることもあって、首都圏の中古マンションの在庫件数が減り続けています。
 図表5をご覧ください。20年12月の在庫件数は3万8173件で、19年12月の4万7051件から18.9%の減少です。これで13か月連続して減っていることになりますが、なかでもこの5か月は二桁台の減少が続いています。
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●売出し価格と成約価格の差がさらに縮まる
 首都圏中古マンションの1u当たりの成約件数の推移をみると、図表6のようになっています。在庫価格はほぼ一環としてゆるやかな右肩上がりになっていますが、新規登録や成約価格は成約動向などを反映してやや上下動が大きくなっています。
 そのなかで、この2か月は新規登録価格と成約価格の差が縮小しています。20年10月には、両者には6.0%の差があったのが、11月には3.2%に、さらに12月には2.9%に縮小しました。それだけ、売出し価格で売れる可能性が高く、市場は完全な売り手市場になっているといってよさそうです。




posted by ky at 09:23| マンション市場

2021年01月18日

小田急不動産が11年ぶりに仙台エリアで賃貸マンション『リージア上杉一丁目』

 小田急不動産が仙台市青葉区上杉一丁で、賃貸住宅『リージア上杉一丁目』を開発、2020年11月の竣工を受けて募集をスタート、1月20日から入居がスタートします。それに先立って1月15日、報道向けのzoomによる内覧会、説明会が開催されました。
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●地元の人たちから高く評価されるエリアに立地
 仙台市青葉区上杉エリアは、宮城県庁、仙台市役所などの官庁街と、それに隣接する高級住宅街のちょうど境目にあたり、通勤の利便性が高く、緑豊かな環境に恵まれたエリアです。
 リクルート住まいカンパニーの「住民に愛されている街(駅)ランキング」では、仙台エリアで第3位にランクされ、「街並みが整然としていると感じる街(駅)ランキング」でも5位に挙がるほど、地元の人たちが高く評価されている場所にあります。

●転勤族は徒歩で通勤できる場所を選ぶ傾向
 人気エリアであり、官庁街、ビジネス街にも近いところから、賃貸マンション『リージア上杉一丁目』が企画されました。
 交通アクセスをみると、仙台市営地下鉄南北線「勾当台公園」「北四番丁」駅がともに徒歩6分という比較的駅に近い場所ですが、仙台市に転勤などでやってくる人たちのなかには徒歩での通勤を希望するケースが多く、その点では最適な立地です。
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●地元からの申込みが8割を占める
 ただ、実際に募集が始まってみると、意外といっていいのか、地元からの申込みが8割を占め、首都圏などの県外からの申込みは2割ほどにとどまっているそうです。
 これには、コロナ禍も大きく影響しているのかもしれません。転勤が決まっても簡単に現地見学できませんから、どうしても出足が鈍くなってしまいます。
 転勤族が本格的に動き始めるのは年度末を控えたこれからの時期ですから、今後の動きに期待しています。

●24u台の1Kから41u台の1LDKまで
 簡単に現地を訪れことができないので、小田急不動産では通常に比べて広告などで写真を多くするなどの配慮を行っていますが、今後は動画の配信、担当者の案内によるVRによる見学などの導入も検討しているそうです。
 建物は鉄筋コンクリート造の12階建てで、総戸数は77戸です。24.51uの1Kが55戸、30.11uの1DKが11戸、41.02uの1LDKが11戸となっています。
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●分譲マンション並みの天井高2.5m
 東側が道路で、奥行きの長い敷地なので、北側を外廊下として、全戸南向きの日当たりに恵まれ住まいになっています。また、天井高が2.5mと分譲マンションと遜色のないレベルで、室内には開放感があります。
 外観デザインも写真にあるようにグレーとブラウンの落ち着いた色彩で、直線を活かしたスタイリッシュなファサードとなっています。

●ニューノーマルに対応して非接触キー
 エントランスのオートロックは非接触キーを採用するなどニューノーマルにも対応。宅配ボックス、防犯カメラ、Wi-Fiなどハイスペックの仕様となっています。
 家賃は6万6000円〜11万3000円で、管理費が6000円〜8000円です。契約期間は2年で、敷金・礼金は1か月ずつです。
関心のある方は下記からどうぞ。
★リージア上杉一丁目
https://www.odakyu-fudosan.co.jp/sumai/rent/house/72.html




posted by ky at 09:01| 賃貸住宅

2021年01月17日

分譲マンションの平均賃料は8年連続の上昇。首都圏では初の1u当たり3000円台

 民間調査機関の東京カンテイでは、毎月分譲マンションの平均賃料の調査を行っていますが、このほどそのまとめとして2020年の年間版が公表されました。賃料は年々着実に上昇しており、首都圏では初めて1u当たり3000円の大台に乗りました。

●首都圏の上昇率は年々高まっている
 東京カンテイによると、首都圏の分譲マンションの1u当たりの賃料の平均は3081円になりました。19年の2886円に対して6.8%の上昇です。近年では12年の2493円を底に8年連続して上がっていることになります。
 分譲価格が上がり続けているのにつられるように、賃料も上昇しており、上昇率も18年は4.0%、19年は4.5%でしたから、年を負うごとに高まっています。

●上昇率では神奈川県が東京都を上回る
 首都圏は全域的に上昇傾向にありますが、なかでも比重の高い神奈川県、東京都の上昇率の高さが、首都圏全体を押し上げているようです。
 20年の上昇率をみると神奈川県が7.5%で、東京都の5.2%を上回っているのですが、神奈川県の場合、19年は−0.4%とマイナスになっていましたから、20年の上昇幅の大きさは19年のマイナスの反動という見方ができるかもしれません。

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●高い家賃を払うなら住宅ローンのほうが得策?
 20年の東京都の1u当たりの賃料は3081円ですから、ワンルームに多い25uでは7万7025円で、70uのファミリータイプだと21万5670円になります。
 この高さだと、ローンを組んで買ったほうが安くつくケースが多くなりそうです。まして、変動金利型の住宅ローンであれば、0.4%前後から0.5%台で利用できる金融機関が多いので、高い家賃を払っているのなら、思い切って住宅ローンに代えたほうがいいのではないかということになります。コロナ禍でも中古マンションが売れているのには、そんな事情もあるのではないでしょうか。

●平均賃料は近畿圏でも上昇傾向に
 この分譲マンションの賃料の上昇傾向は、近畿圏でも同様です。
 20年の平均は1935万円で、19年の1882万円から2.9%上がりました。首都圏の6.8%に比べると上昇率は低いのですが、それでも18年の2.5%、19年の2.7%に比べると若干とはいえ上昇率が高まっています。
 それに対して、中部圏の20年の平均は1744円で、19年の1733万円に対して0.6%の上昇にとどまっています。中部圏の19年の上昇率は−1.1%でしたから、首都圏や近畿圏に比べると弱含み傾向がみられます。


posted by ky at 09:01| マンション市場

2021年01月16日

三菱地所レジデンスが「家時間」をより楽しむ「こだわりプラン」を発表

 三菱地所レジデンスと三信住建は、2021年1月14日、新築の分譲マンション『ザ・パークハウス 朝霞台レジデンス』に、コロナ禍で長くなった「家時間」をより充実させ、楽しむための「こだわりプラン」を導入することを決定したと発表しました。1月23日にモデルルームがグランドオープンします。
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●1階の専用テラスに「アウトドアシンク」を設置
 このほどモデルルームがオープンする『ザ・パークハウス 朝霞台レジデンス』では、住み心地にこだわり、家で過ごす時間を楽しむためのさまざまなアイデアを提案しています。
 まず1階住戸の専用テラスには、水栓と作業台(カウンター)、防水コンセントを備えたアウトドアシンクを設けました。テラスの家庭菜園で採れた野菜の調理などをアウトドアで楽しむことができます。カフェテラスとしての利用のほか、緑に囲まれた食事を楽しめ、日差しや雨を防ぐためのタープを張れば、キャンプ気分を満喫できそうです。

●床の高さを一段下げたくつろぎのピットリビング
 1階住戸の一部のタイプでは、リビングの床を一段下げたスペース、ピットリビングを設けました。階段1段分の段差をつくることで、段差をベンチ代わりにしてくつろいだり、子どもたちのプレイスペースとしても使えます。ガス温水式の床暖房がついているので、冬でも快適に過ごせます。床を下げた分だけ天井が高くなりますから、開放感もありそうです。
 このピットリビングは三菱地所レジデンスの分譲マンションとしては初の試みだそうです。
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●クローゼットをワークスペースとして活用
 必要なときだけワークスペースとして活用できる、多用途に使用可能な「カスタムクローゼット」も導入されています。
 広めのクローゼットを、可動棚を使って空間をカスタマイズすることで、収納棚をつくって機能的な収納空間にしたり、作業台を設けてひとりで籠もれるワークスペースとして活用することもできます。この可動棚は自分でパーツ購入することができるので、自由にカスタマイズできます。

●総戸数は64戸なのに31のプランを用意
 そのほかウォールスライドドアによるプライベート空間の創出、効率的な家事動線の提案など、さまざまなアイデアを取り入れたプランを用意しています。
 この『ザ・パークハウス 朝霞台レジデンス』は総戸数64戸と規模はさほど大きくありませんが、それでも全31タイプの間取りプランが用意されているので、さまざまなライフステージ、ライフスタイルに対応した住まいを探せそうです。

●利便性の高い立地ながら緑に恵まれた環境
『ザ・パークハウス 朝霞台レジデンス』は、埼玉県朝霞市浜崎2丁目にあり、東武東上線「朝霞台」駅から徒歩5分で、JR武蔵野線の「北朝霞」駅もやはり徒歩5分です。都心だけではなく、郊外方面へのアクセスにも恵まれていますし、駅周辺にはスーパー、金融機関、スポーツクラブなどの利便施設が揃っています。
 それでいて、黒目川沿いの桜並木や河川敷の公園にほど近く、武蔵野の自然や季節の変化を実感できる恵まれた環境です。
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●ウィズコロナにふさわしい環境と設備
 21年に入って、再び緊急事態宣言が発出されるなど、コロナ禍はますます深刻化しており、当面ポストコロナは期待できず、まだまだウィズコロナが続きそうな情勢です。
 それだけに、ニューノーマルの時代に対応した各種の設備が揃ったマンションで、しかも自然環境に恵まれた立地のマンションは、これからの生活にうってつけの住まいといってもいいかもしれません。
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posted by ky at 10:33| マンション

2021年01月15日

東京ビジネス地区のオフィスビルの平均賃料は15か月ぶりに2万2000円割れ

 2021年1月14日、オフィスビル仲介大手の三鬼商事が、20年12月の『オフィスマーケットデータ』を発表しました。グラフからも分かるように、空室率は右肩あがりで上昇し、賃料はジワジワとした下落が続いています。
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●平均空室率の下げ幅は前月よりも縮小
 コロナ禍によって、東京ビジネス地区(東京都心5区=千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビルの空室率の上昇が続いています。20年2月には1.49%まで下がったのが、その後は上昇に転じ、12月で10か月連続の上昇です。
 11月は4.33%で、10月の3.93%から0.40ポイントの上昇でしたが、12月は0.16ポイントの上昇にとどまり、上昇率は小さくなっています。

●既存ビルの空室率上昇幅はやや改善
 新築、既存ビルの別でみると、図表1のようになっています。既存ビルは4.54%で、前月の4.38%から0.16ポイントの上昇です。
 調査に当たった三鬼商事によると、「新築ビルや竣工予定ビルへの移転などに伴う解約の影響が出たものの、一方では小規模ながら成約の動きがみられたため、空室率が上昇したとはいえ、上昇率は前月に比べて低くなりました」としています。

●千代田区では3%台の低い空室率に
 一方、新築ビルに関しては12月には新築ビルの1棟が募集面積を残して竣工したため、空室率が上昇したものの、既存ビル同様に、前月に比べると上昇幅は小さくなりました。
 平均空室率を区別にみると、千代田区が3.23%と最も低く、次いで中央区の4.13%でした。反対に、空室率が一番高いのは港区の5.79%で、渋谷区が5.34%で続いています。新宿区が中間の4.17%でした。
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●平均賃料は5か月連続の低下を記録
 東京ビジネス地区の3.3u当たりの平均賃料をみる、20年12月は2万1999円でした。これで東京ビジネス地区の平均賃料低下は5か月連続で、2万2000円割れは15か月ぶりのことだそうです。
 新築ビル、既存ビルの別でみると、どちらも下がっているのですが、新築ビルは11月の3万2735円から525円の低下で、既存ビルは2万1994円から2万1773円ですから、221円のダウンと、新築ビルの下げ幅が大きくなっています。

●賃料水準が高いほど下落幅が大きい傾向
 東京ビジネス地区のオフィス賃料を区別にみると、最も高いのは渋谷区の2万3816円で、次いで千代田区が2万3622円、港区2万2316円、新宿区1万9943円で、中央区が最下位の1万9723円でした。
 1年前の19年12月と比較すると、渋谷区で1397円下がっており、下落幅が最も大きくなっています。次いで、千代田区の762円で、賃料水準が高い区ほど下落幅が大きくなっているようです。 



posted by ky at 08:45| 地価