2019年10月11日

首都圏中古マンション成約件数は2か月連続の二桁増で9月として過去最高

 東日本不動産流通機構が2019年10月10日、19年9月分の『月例マーケットウォッチ』を発表しました。首都圏中古マンションは成約件数が大幅に増加し、成約価格も上昇傾向が続いています。
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●9月の成約件数は前年同月比10.6%の増加
 東日本不動産流通機構が発表した『月例マーケットウォッチ』によると、2019年9月の首都圏中古マンションの成約件数は3589件でした。図表1にあるように、18年9月は3244件だったので、前年同月比では10.6%の増加になります。
 これで6月以来4か月連続の増加になり、8月の12.2%増に続いて2か月連続の二桁増です。
 9月のこの3589件という数字は90年の東日本不動産流通機構発足以降、過去最高の成約件数になるそうです。首都圏中古マンション市場の好調さを示す数値といっていいでしょう。
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●成約価格の上昇率が高まる傾向に
 19年9月の首都圏中古マンション成約価格の平均は3463万円でした。18年9月の3292万円に対して前年同月比5.2%のアップです。これで、19年2月以来8か月連続の上昇になります。図表2にある通りです。
 しかも、ここにきて上昇率が着実に高まり、19年5月の0.6%から、1.3%、2.4%、4.3%、そして9月の5.2%と右肩上がりのカーブを描いています。成約件数が大幅に増加するなか、成約価格も着実にアップしているのですから、首都圏中古マンション市場は「極めて好調」といっていいかもしれません。
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●新規登録単価は17か月連続の上昇
 首都圏の中古マンションの1u単価をみると、図表3にあるように、19年9月は成約価格が53.79万円で、新規登録が57.72万円、在庫が58.63万円となっています。在庫価格は大きな動きはありませんが、新規登録はやや上昇し、成約はやや低下しています。
 なお、成約1u単価は成約価格と同様に8か月連続の上昇で、新規登録価格は17か月連続の上昇になります。好調な市場を反映して、新規登録時には強気の値付けをする売主、仲介会社が多いのではないでしょうか。
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●新規登録件数は前年同月比0.8%の減少
 その新規登録の動向をみると、19年8月の新規登録件数は1万7189件でした。18年9月の1万7323件に対して、前年同月比で0.8%の減少です。減少幅は小さいのですが、3か月ぶりの減少になります。図表4にある通りです。
 新規登録1u単価は先にみたように57.72万円。18年9月の55.92万円に対して前年同月比3.2%のアップです。これで17か月連続の上昇というのも先に見た通りです。
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●在庫件数は4万7000件台の高水準が続く
 最後に、図表5をご覧ください。これは、首都圏中古マンションの在庫件数と前年同月比の推移を示しています。
 19年9月の在庫件数は4万7660件で、18年9月の4万6701件に対して、前年同月比2.1%の増加です。これで15年6月から52か月連続して在庫件数が増え続けていることになります。どこまで増え続けるのか、そろそろ頭打ちになるのか、が気になるところですが、前月比でみると19年9月は1.0%のマイナスでした。




posted by ky at 09:32| マンション市場