2019年09月20日

次世代住宅ポイントの発行ポイントは8月までの累積実績で31億ポイント台に

 消費税10%で住宅を買ったり、リフォームした場合にポイントが付与される「次世代住宅ポイント」。消費税増税後の負担軽減策として実施されていますが、その2019年8月末現在の実施状況が、9月17日に国土交通省から発表されました。

●次世代住宅ポイントの予算枠は1300億円
 国土交通省が2019年9月17日に発表した、19年8月末現在の「次世代住宅ポイント」の発行ポイントは31億ポイント台です。
 次世代住宅ポイントは、あくまでも消費税増税後の負担を軽減するための時限措置で、19年度予算から1300億円(うちリフォームが268億円)用意されています。1ポイント=1円ですから、まだ31億円台の消化ということなり、予算枠に比べるとかなりゆとりがありそうです。
 10月以降、消費税増税が実施されれば、急増する可能性があるかもしれませんが、この分だと当分と予算切れの心配はなさそうです。

●申請段階では9割近くは新築住宅が占めている
 この19年8月の申請状況は図表1にある通りです。
 全体では5986戸の申請があり、うち新築住宅が5300戸で、リフォームが686戸でした。予算的には2割程度をリフォームと見込んでいますが、実際には申請レベルでは88.5%を新築住宅が占めています。
 8月までの累計でみても合計1万3862戸のうち、新築が1万1836戸を占め、85.3%が新築となっています。リフォームは2026戸でした。

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●発行ポイントでは98%を新築住宅が占める
 申請とは別に、申請が認められて発行されたポイントをみると、図表2のようになっています。19年8月の発行ポイントは合計で約14億ポイントですが、うち新築が約13.7億ポイントを占めており、97.8%に達しています。
 累計でみても、合計約31.6億ポイントのうち、新築住宅が約31.0億ポイントで、割合では98.0%に達します。リフォームは、部位ごとにポイントを加算する仕組みであるのに対して、新築は一戸建てで30万ポイントとまとまって取得できるので、申請戸数の差以上に、発行ポイントが大きくなるようです。

●家事負担軽減設備のトップは「掃除しやすいレンジフード」
 次世代住宅ポイントでは、子育て世帯支援という考え方から、新築住宅取得や建設時に家事負担を軽減できる設備を設置すれば、ポイントが付加されるようになっています。
 その設備のトップは「掃除しやすいレンジフード」で、累計戸数のうち6.98%が設置しています。次いで、「浴室乾燥機」の6.65%、「ビルトイン食器洗機」が6.46%で続いています。反対に「宅配ボックス」は0.48%とまだまだ低い水準にとどまっているようです。

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●リフォームでも「掃除しやすいレンジフード」がトップ
 リフォームにおいても、家事負担軽減設備の設置がポイントの対象になっていますが、最も多かったのは「掃除しやすいレンジフード」の47.62%で、次いで「ビルトイン食器洗機」41.67%、「浴室乾燥機」34.52%と、ベスト3は新築と同じ顔ぶれ、順位になっています。
 なお、リフォーム内容としては、ガラス交換などの「開口部の断熱改修」が88.10%、「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」38.10%、節水型トイレなどの「エコ住宅設備の設置」53.57%、「バリアフリー改修」48.81%、「耐震改修」3.17%となっています。

●リフォーム内容を組み合わせて実施している人が多い
 この数字は複数回答ですから、合計すると231.75%に達します。つまり、リフォーム内容を組み合わせて、平均すると2つ以上のリフォームを行っていることになります。
 たとえば、開口部のサッシの交換とともに、外壁や屋根、天井、床などの断熱改修を行って、省エネ性能を高めるといったリフォームを行っている人などが多いのではないでしょうか。



posted by ky at 09:01| 住宅取得支援策