2019年10月12日

19年9月の首都圏中古一戸建ての成約件数は前年同月比15.0%の大幅増加

 2019年10月10日、東日本不動産流通機構が19年9月分の『月例マーケットウォッチ』を発表しました。それによると、首都圏の中古一戸建ての成約件数は前年同月比15.0%の大幅な増加で、成約価格も上昇しています。
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●中古一戸建ての成約件数は2か月連続二桁増
 東日本不動産流通機構が2019年10月10日に発表した、19年9月分の『月例マーケットウォッチ』によると、首都圏中古一戸建ての成約件数は1254件でした。18年9月は1090件だったので、図表1にあるように、前年同月比では15.0%と大幅な伸びを記録しました。8月も前年同月比20.9%の増加だったので、2か月連続の二桁増です。
 19年に入ってからは3月に1350件の成約件数を記録しましたが、9月の1254件はそれに次ぐ多さです。
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●成約価格は3091万円で、3か月ぶりの上昇
 首都圏中古一戸建ての19年9月の成約価格の平均は3091万円で、18年9月の3044万円に対して、前年同月比では1.5%の上昇です。7月、8月と前年同月比ではマイナスだったので、3か月ぶりのアップということになります。図表2にある通りです。
 価格帯でみると、19年1月に2988万円と3000万円を切ったものの、2月には3124万円と3000万円台を回復、その後は着実に3000万円台を維持しています。

●中古一戸建ての土地面積は150u台に
 この中古一戸建て、新築に比べると土地面積が広いのが大きなメリットです。19年9月の成約物件の土地面積の平均は150.95uでした。8月の152.78uに続いて2か月連続の150u台です。
 それに対して、東日本不動産流通機構の調査対象となる新築一戸建ての成約物件の土地面積の平均は19年9月で125.22uです。中古に比べると25.73uも狭くなっています。また、8月は中古が152.78uで、新築は119.32uですからその差は33.46uに広がっていました。比較的広い敷地の一戸建てを手に入れたいなら、新築ではなく中古に目を向けるのが現実的なようです。
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●新築一戸建ての成約件数は9か月連続増加
 東日本不動産流通機構では、仲介会社を通して販売される新築一戸建てについても調査を行っています。
 その19年9月の成約件数は529件でした。図表3でも分かるように、18年9月の444件に対して、前年同月比19.1%の増加です。これで、19年1月以来9か月連続で成約件数が増えていることになります。
 ことに最近は8月の27.5%に続いて、2か月続けての二桁台の増加であり、新築一戸建ての需要が着実に高まっているのではないかとみられます。
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●新築一戸建ての成約価格は3500万円台を維持
 19年9月の首都圏新築一戸建ての成約価格の平均は3559万円でした。18年9月は3510万円でしたから、前年同月比は1.4%の増加です。
 新築一戸建ての成約価格はこのところは3500万円を挟んだ動きで推移しています。19年2月の3400万円台から3月には3500万円台に入ったものの、5月、6月は3400万円台に戻し、7月に3500万円台を回復、その後は9月まで3か月連続の3500万円台になっています。
 成約件数の堅調さを考慮すると、この3500万円台の維持はしばらく続くことになるのではないかともみられますが、今後の動向を注目しておきたいところです。



posted by ky at 09:23| 住宅市場