2019年06月04日

三井不動産レジデンシャルのシニアレジデンス『パークウェルステイト浜田山』が竣工

 三井ホームレジデンシャルが、東京都杉並区高井戸東で開発を進めたきたシニアレジデンス『パークウェルステイト浜田山』が完成、2019年5月29日、現地でプレス説明会・内覧会が実施されました。
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●サ高住なのにサ高住とはうたわない理由
 このほど三井不動産レジデンシャルが完成させた『パークウェルステイト浜田山』は、同社が手がけるシニアレジデンスの第一弾で、これまでのシニア向けマンションや有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などとは一線を画する「人生100年時代に向けた新たなライフステージのための新商品」と位置づけています。
 そのため、サービス付き高齢者向け住宅の認可を受けているものの、広告などにおいてはサービス付き高齢者向け住宅とはいっていません。サービス付き高齢者向け住宅に適用される国の補助金も受け取っていないそうです。
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●モデルは東京都中央区『聖路加レジデンス』?
 では、どんな住宅なのかといえば、これまでにないハイレベルなシニア向けレジデンスとしか表現のしようがありません。あえて先行事例を挙げるとすれば、東京都中央区明石町の『聖路加レジデンス』ぐらいでしょうか。
 聖路加国際病院に隣接する『聖路加レジデンス』、65歳から79歳までの1人入居の場合で、入居時の費用は2.1億円から5.6億円といわれていますが、それでも、「5年でも10年でも待つから入居させてほしい」というウェイティング客が引きも切らない状態といわれています。
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●前払い方式だと80歳の1人入居で1億3593万円
 この『聖路加レジデンス』がモデルとはいわれる『パークウェルステイト浜田山』も費用負担面をみると、ごく一部の富裕層限定といっていいハイレベルです。
 その賃料は専有面積66uの1人入居で、前払い方式が75歳で1億6992万円、80歳で1億3593万円、月払い方式なら年齢によらず94万4000円です。
 これに、食費や水道光熱費を除いて、毎月約25万円の月額使用料がかかります。食費は写真にあるようなレストランで3食摂ることができ、30日3食を摂ると食費だけでも9万円になるそうです。
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●中庭には1100本の高木・中木を植栽
 これだけの高額な負担ですから、「三井のすまい」のクオリティが随所に活かされ、建物、設備、管理などのさまざまな面でハイグレードを実現しています。
 外観は、「市中の山居」をコンセプトに、風情ただよう上品な邸宅を思わせるデザイン。重厚感のあるタイル張りで、茶室の入口を思わせるエントランスには奥ゆかしさを感じます。
 敷地を囲むように建物が配され、中央には1100本の高木・中木が植栽され、圧倒的な緑量を誇ります。四季折々の変化を感じながら散策を楽しんだり、居室の窓辺からも緑を存分に味わえます。

●居室は58u台から100u超までさまざまなタイプ
 総戸数は70戸で、うち一般住戸が62戸、介護用住戸が8戸となっています。入居できるのは60歳以上で自立して生活できる人ですが、一般住戸に入居後、手厚い介護が必要になったときには、特に負担なしで介護用住戸に移動できる仕組みです。
 一般住戸の専有面積は56.16u〜160.90uで、58.66uの1LDK+WIC、78.60uの1LDK+WIC+N、101.33uの2LDK+WICなどがあります。デザイン性と高いクオリティに、車いすへの配慮、センサーやカードキーによる見守り、動作負担を軽減する細やかな配慮などが行き届いています。
 さらに、家族や友人などを迎えるエントランスラウンジ、居住者がくつろぎ、コミュニティを育めるライブラリーラウンジなどもあります。
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●ゆったりとした空間で庭の風景を楽しめるダイニング
 シニアにとっては食事も重要。高齢者を意識した健康に配慮したメニュー、栄養バランスのとれたサービスなどは当たり前ですが、それを強制されるのではなく、豊富なメニューのなかから自由に選択できることが肝心。そのためダイニングの予約は不要で、3食とも馴染みのレストラン感覚で自由に楽しめるようになっています。家族と楽しめるプライベートダイニングも用意されています。
 ダイニングからは1100本の樹木がある庭を眺めることができ、夜はお酒を楽しめるバーになるそうです。
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●大浴場からライフサポートサービスまで
 居室にはもちろんバス・トイレがありますが、男女ともに檜風呂、石風呂の2種類の浴槽を備えた大浴場があり、介護が必要になった人向けには機械式の浴室も用意されています。
 そのほか、ヘアサロン、多目的ホール、フィットネスルーム、シアタールーム、アトリエ、和室(囲碁・将棋)、ビリヤード台、ゲームルーム(麻雀卓)などの至れり尽くせりの内容です。
 もちろん、コンシェルジュサービス、介護が必要になった場合のライフサポートサービスなども充実しています。
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●分譲ではなく三井が保有し続けることに意味がある
 これだけの建物、施設、管理が揃った住まいですから、当然価格も高くなるわけですが、三井不動産レジデンシャルではこれを分譲とせずに、終身建物賃貸借契約としたことに意味があるとしています。
 三井が保有するからこそ、計画的に設備更新などを行うことができ、建物、設備、管理などあらゆる面で当初のレベルを維持できます。三井不動産が標榜する「経年劣化ではなく、“経年優化”」という考え方がここでも見て取れます。
 それに対して、分譲型のシニアレジデンスにすれば、所有者が亡くなって若い人が相続する可能性があり、維持管理が難しくなることも考えられます。いつまでも「三井のすまい」のクオリティを維持していくためにも、三井が保有しつづげることが大切としているのです。

●21年には『(仮称)パークウェルステイト鴨川』
 三井不動産レジデンシャルでは、このパークウェルステイトを今後毎年1〜2物件程度オープンしたい意向です。
 さしあたっては千葉県鴨川市に『(仮称)パークウェルステイト鴨川』の建設工事を進めており、21年11月にはオープンする予定。一般居室409戸、介護居室64戸、合計473戸の大規模レジデンスで、亀田総合病院の亀田グループとの医療連携を実施します。
 さらに、東京都港区西麻布でも約300戸の都心型の大規模物件を建設する計画で、こちらは22年度以降のオープンになります。
 当面は首都圏中心の展開ですが、いずれは京阪神でもパークウェルステイトを建設していきたい意向です。
posted by ky at 09:53| 高齢者住宅

2019年04月27日

旭化成ホームズが要介護期向けサ高住「VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ」展開へ

 旭化成ホームズが、今年の10月に要介護期向けのサービス付き高齢者向け住宅、「VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ」の展開を開始、東京都練馬区上石神井に第1号となる『VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ 上石神井』をオープンすることを発表しました。

●フレイル期向けの「ヘーベルVILLAGE」の延長線上
 旭化成ホームズでは、健常期向けの通常の住宅としての「ヘーベルハウス」に次いで、フレイル(虚弱)期向けの「ヘーベルVILLAGE(ヴィレッジ)」を展開してきました。いわゆる介護施設ではなく、年をとって足腰などがやや弱くなった、いわゆる虚弱期に対応したさまざまな機能、サービスを提供する、自宅より安心・安全に暮らせる住まいです。
 たとえば、社会福祉士による月1回の訪問面談、通報ボタン・ライフリズムセンサーなどの設備による見守りサービス、連携医療機関による健康促進イベント、訪問診療などを行っています。

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●25年度には500棟・6000戸を目指す
 自宅でも、介護施設でもない、第三の選択肢としてのアクティブシニア向けの賃貸住宅といっていいでしょう。
 旭化成ホームズのこの「ヘーベルVILLAGE(ヴィレッジ)」、2006年度にスタートして、18年度の受注実績は37棟・458戸で、19年度は46棟・600戸を見込んでいます。25年度には100棟・1200戸の受注体制にまで拡大したい意向です。それによって、500棟・6000戸の運営管理体制の確立を目指しています。

●今年の10月にサ高住の第1弾が開業へ
 この「ヘーベルVILLAGE(ヴィレッジ)」の順調な拡大を踏まえて、旭化成ホームズでは、その先の「要介護期」を対象としたサービス付き高齢者向け住宅である「VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ」を展開することになりました。
 その第1弾となるのが、19年10月に開業予定の『VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ 上石神井』です。これによって、元気な人から手厚い介護が必要な人まで、健康度や家族状況に合わせて最適な住まいを提供できるようになるとしています。

●住替えや建替え時の提案ラインアップが充実
 たとえば、20年、30年前に建てられたヘーベルハウスの所有者が、高齢期を迎えて建替えや住替えを考えるときに、多彩な提案が可能になります。
 現在の住まいを活かしたバリアフリーのためのリフォーム、バリアフリー機能が徹底したヘーベルハウスへの建替えのほか、健康状態などに応じて、シニア住宅である「ヘーベルVILLAGE(ヴィレッジ)」への住替え、あるいはサービス付き高齢者向け住宅である「VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ」への住替えを提案するなど、多彩なメニューを持つことができます。
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●住替えには一定期間のフリーレントの提供も
 しかも、その提案に当たって、旭化成ホームズならではのメリットを打ち出すことが可能になります。
 たとえば、「VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ」への住替えを誘導するためには、「住むストック」によるヘーベルハウスの高価な買い取り、あるいはシニア住宅やサービス付き高齢者向け住宅の一定期間のフリーレントなどを付けて、住替えを促進することができそうです。

●サ高住には4つの介護事業所を併設する
 この10月にオープン予定の『VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ 上石神井』。東京都 練馬区上石神井二丁目にあり、西武新宿線の上石神井駅から徒歩9分という、サービス付き高齢者向け住宅としては恵まれた立地。近くに生活利便施設が揃い、家族などが訪問しやすい立地環境です。
 しかも、施設内に訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、訪問看護事業所、看護小規模多機能型居宅介護事業所を併設します。比較的元気なうちは訪問看護を利用でき、身体状況が悪化したときや医療的ケアが必要になったときでも、自宅で介護サービスを受けながら生活が可能になります。
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●サ高住運営管理の専門企業も設立へ
 この『VILLAGE(ヴィラージュ)リーシュ 上石神井』、運営は当面、専門企業である「やさしい手」に委託します。サービス付き高齢者向け住宅の運営ノウハウを蓄積できるまでは、専門企業に任せ、そこから知識・経験を積んだ人材を育成していきたい考え方のようです。
 実際、同時に管理運営の専門会社である「リーシュライフケア」を設置しています。将来的には、サービス付き高齢者向け住宅に関しては、このリーシュライフケアが事業主・運営管理主体として推進していくことになるそうです。

●18.99uの住まいで月額25.4万円の負担
 月額の負担は、18.99uの住まいで家賃が13万円。それに、管理費・水道光熱費を含む共益費が3.9万円、生活支援サービス費が3.5万円、1日3食の食費が5万円で、月額負担額は25.4万円になる予定です。
高級な有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に較べるとかなり安く、といって安価なサービス付き高齢者向け住宅よりは高い価格設定といっていいでしょう。ヘーベルハウスを建てられるような一定レベル以上の会社員リタイア層などがターゲットといっていいでしょう。



posted by ky at 09:53| 高齢者住宅

2018年11月29日

晋遊舎のムック『マイホーム大全』の巻頭特集に山下が登場!

img002.jpg 晋遊舎のムック『マイホーム大全』が発行されました。A4判160ページというボリュームで、価格は税抜き1000円というお買い得感のあるムックです。
 その巻頭の特集、「マイホーム最新事情2019」に山下が登場します。大きな書店などへ足を運ばれたときには、ぜひご覧ください。



posted by ky at 15:50| Comment(0) | 高齢者住宅