2019年10月21日

「次世代住宅ポイント」の2019年9月までの申請件数累計は2万戸を突破

 2019年10月から消費税引上げの影響を緩和するための住宅取得支援施策のひとつとして、今年4月からスタートしている「次世代住宅ポイント」。19年10月18日、国土交通省から、その9月分の申請実績と発行実績が公表されました。
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●9月の申請実績は前月比で32.1%の増加
 国土交通省が発表した2019年9月の「次世代住宅ポイント」の申請件数は、図表1にあるように、一戸建てが6769戸、リフォームが1141戸で、合計7910戸でした。この欄でも取り上げたように、8月の実績では、新築が5300戸、リフォームが686戸の合計5986戸だったので、前月比では32.1%の増加です。
 制度スタートからの累計をみると、新築は1万8605戸で、リフォームが3167戸、合計2万1772戸と2万戸台に乗せました。

●9月のポイント発行実績は約21億ポイント
 申請が認められて、実際にポイントが発行された戸数をみると、図表2にあるように19年9月分の実績は新築が5946戸、リフォームが663戸で、合計6609戸になりました。発行ポイントにすると、新築が約21億ポイントで、リフォームが約0.4億ポイント、合計約21億ポイントとなっています。
 制度スタートからの累計では、新築が1万4815戸で、約52億ポイント、リフォームが2412戸で、約1億ポイント、合計が1万7227戸で、約53億ポイントとなっています。

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●予算枠は新築1032億円、リフォーム268億円
 1ポイントは1円なので、9月は21億円、累計で約53億円に達しています。それに対して、2019年度の予算枠は新築が1032億円、リフォームが268億円の合計1300億円です。申請期限は2020年3月末までで、予算に達しそうな場合には、それ以前に打ち切りになる可能性もありますが、まだまだ十分に余裕がありそうです
 ただ、実際に消費税が引き上げられたのは10月からですから、申請や発行はこれからいよいよ本格化するものとみられます。予算枠に余裕があるからといって油断せずに、毎月の動向をチェックしておきたいところです。 



posted by ky at 09:36| 住宅取得支援策

2019年09月20日

次世代住宅ポイントの発行ポイントは8月までの累積実績で31億ポイント台に

 消費税10%で住宅を買ったり、リフォームした場合にポイントが付与される「次世代住宅ポイント」。消費税増税後の負担軽減策として実施されていますが、その2019年8月末現在の実施状況が、9月17日に国土交通省から発表されました。

●次世代住宅ポイントの予算枠は1300億円
 国土交通省が2019年9月17日に発表した、19年8月末現在の「次世代住宅ポイント」の発行ポイントは31億ポイント台です。
 次世代住宅ポイントは、あくまでも消費税増税後の負担を軽減するための時限措置で、19年度予算から1300億円(うちリフォームが268億円)用意されています。1ポイント=1円ですから、まだ31億円台の消化ということなり、予算枠に比べるとかなりゆとりがありそうです。
 10月以降、消費税増税が実施されれば、急増する可能性があるかもしれませんが、この分だと当分と予算切れの心配はなさそうです。

●申請段階では9割近くは新築住宅が占めている
 この19年8月の申請状況は図表1にある通りです。
 全体では5986戸の申請があり、うち新築住宅が5300戸で、リフォームが686戸でした。予算的には2割程度をリフォームと見込んでいますが、実際には申請レベルでは88.5%を新築住宅が占めています。
 8月までの累計でみても合計1万3862戸のうち、新築が1万1836戸を占め、85.3%が新築となっています。リフォームは2026戸でした。

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●発行ポイントでは98%を新築住宅が占める
 申請とは別に、申請が認められて発行されたポイントをみると、図表2のようになっています。19年8月の発行ポイントは合計で約14億ポイントですが、うち新築が約13.7億ポイントを占めており、97.8%に達しています。
 累計でみても、合計約31.6億ポイントのうち、新築住宅が約31.0億ポイントで、割合では98.0%に達します。リフォームは、部位ごとにポイントを加算する仕組みであるのに対して、新築は一戸建てで30万ポイントとまとまって取得できるので、申請戸数の差以上に、発行ポイントが大きくなるようです。

●家事負担軽減設備のトップは「掃除しやすいレンジフード」
 次世代住宅ポイントでは、子育て世帯支援という考え方から、新築住宅取得や建設時に家事負担を軽減できる設備を設置すれば、ポイントが付加されるようになっています。
 その設備のトップは「掃除しやすいレンジフード」で、累計戸数のうち6.98%が設置しています。次いで、「浴室乾燥機」の6.65%、「ビルトイン食器洗機」が6.46%で続いています。反対に「宅配ボックス」は0.48%とまだまだ低い水準にとどまっているようです。

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●リフォームでも「掃除しやすいレンジフード」がトップ
 リフォームにおいても、家事負担軽減設備の設置がポイントの対象になっていますが、最も多かったのは「掃除しやすいレンジフード」の47.62%で、次いで「ビルトイン食器洗機」41.67%、「浴室乾燥機」34.52%と、ベスト3は新築と同じ顔ぶれ、順位になっています。
 なお、リフォーム内容としては、ガラス交換などの「開口部の断熱改修」が88.10%、「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」38.10%、節水型トイレなどの「エコ住宅設備の設置」53.57%、「バリアフリー改修」48.81%、「耐震改修」3.17%となっています。

●リフォーム内容を組み合わせて実施している人が多い
 この数字は複数回答ですから、合計すると231.75%に達します。つまり、リフォーム内容を組み合わせて、平均すると2つ以上のリフォームを行っていることになります。
 たとえば、開口部のサッシの交換とともに、外壁や屋根、天井、床などの断熱改修を行って、省エネ性能を高めるといったリフォームを行っている人などが多いのではないでしょうか。



posted by ky at 09:01| 住宅取得支援策

2019年08月21日

「次世代住宅ポイント」の発行状況は2か月で17.5億円相当に――国土交通省発表

 消費税増税による住宅建築やリフォーム着工の減少を抑制、平準化を図るための施策として実施されている「次世代住宅ポイント」。2019年8月16日、国土交通省から7月段階のポイント発行状況が発表されました。

●新築住宅は1戸当たり最大35万ポイント
「次世代住宅ポイント」制度は、2019年10月からの消費税増税に対応して創設された制度です。消費税10%でマイホームを取得、新築したり、リフォームしたときにポイントが付与されます。住宅の新築、取得は自己居住用に限定されますが、リフォームは貸家もOKです。
 新築の場合、1戸当たりの上限は35万ポイントで、リフォームは原則30万ポイントですが、一定条件を満たせば最大60万ポイントに引き上げられます。
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●予算は1000億円でうちリフォームが268億円
 2019年度政府予算による時限措置で、予算の総枠は1300億円、そのうちリフォームが268億円とされています。これまでのエコポイント制度などに比べても予算枠は大きく、なかでもリフォームに特に力を入れているのがこれまでと異なる点です。
 19年度予算なので、ポイント申請は20年3月末までとなっています。19年3月までに予算枠に達しそうな場合には、その時点で打ち切りになります。進捗状況については、住宅住宅ポイント事務局のホームページで確認できます。

●7月のポイント発行は約13億ポイント
 この次世代住宅ポイントの申請は、6月からスタートしたばかりですが、国土交通省が8月16日に発表した7月までのポイント申請状況は図表1にある通りです。
 7月の申請は、新築が3959戸、リフォームが658戸、6月からの累計では新築が6536戸、リフォームが1340戸で、合計7876戸となっています。
 一方、ポイント発行状況は7月が一戸建てが3646戸、約12億7423万ポイント、リフォームが1021戸、約3091万ポイントで、合計すると4667戸の約13億0515ポイントです。

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●新築は1戸当たり約35万ポイントに
 6月からの累計の発行ポイントは、新築が4927戸で、約17億2249万ポイント、リフォームが1021戸で約3091万ポイントです。合計は5948戸で、約17億5340万ポイントになります。
 この累計発行ポイントを1戸当たりにすると、新築は約35.0万ポイントで、リフォームは3.0万ポイントになります。新築はほとんどのケースが上限の35万ポイントの発行ですが、リフォームにはまだまだゆとりがありそうです。

●締切りに備えてポイント申請は早めに
 次世代住宅ポイントの予算は1300億円で、うちリフォームが268億円ですから、新築だけでは1032億円。1戸当たり35万ポイントとしても、約30万戸分の枠があるわけです。7月は約4000戸でしたから、これが8月から来年3月まで続いたとしても4000戸×8か月で3.2万戸です。
 そう考えると随分枠に余裕がありそうな気がしますが、今後10月の消費税引上げ実施にともなって、周知徹底が進み、急速に申請が増加する可能性もあります。
 このピッチならすぐにも締切りということはないだろう――とノンビリかまえず、早めに申請するのが安心ではないでしょうか。



posted by ky at 08:57| 住宅取得支援策