2019年06月13日

制度スタートから1年が経過した「安心R住宅」の現在地――国土交通省発表

 国土交通省が2019年5月31日、18年4月からスタートした「安心R住宅」制度の1年間の実施状況を公表しました。

●国土交通省のお墨付きのロゴマークを利用できる制度
「安心R住宅」は、「不安」「汚い」「分からない」といった中古住宅のマイナスイメージを払拭するために実施されました。耐震性があり、インスペクション(建物状況調査)が行われた住宅で、リフォーム等について情報提供などが行われるといった条件を満たす住宅について、国が商標登録したロゴマークを事業者が広告時に使用できるという制度です。
 ロゴマークはいわば国のお墨付きであり、このマークがあれば、「住みたい」「買いたい」既存住宅として、消費者は一定程度の安心感を得ることができるわけです。
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●認定団体に所属する企業しか利用できない
 ただし、物件だけではなく、扱っている企業もシッカリとしていないと、国のお墨付きを与えることはできません。
 そこで、実際に広告にロゴマークを使用できるのは、国土交通省が認定した団体に属する企業でなければなりません。一定の加盟基準などが定まっている業界団体で、安心R住宅制度への取組み姿勢を確立している団体などに加入していないと、このロゴマークを使うことはできません。
 その団体は、2019年6月現在、下の一覧にある9団体だけです。

●安心R住宅登録事業者団体一覧
@一般社団法人優良ストック住宅推進協議会(スムストック)
A一般社団法人リノベーション協議会
B公益社団法人全日本不動産協会((公社)全日本不動産協会)
C一般社団法人石川県木造住宅協会
D一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)
E一般社団法人住まい管理支援機構(HMS機構)
F公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)
G一般社団法人全国住宅産業協会(全住協)
H一般社団法人ステキ信頼リフォーム推進協会
(資料:国土交通省ホームページ)




●1年間の「安心R住宅」実施状況は1266件
 これらの条件を満たす中古住宅すべてが、「住みたい」「買いたい」と安心できる住宅かどうかには若干の疑義もありますが、ともあれ、制度がスタートした18年4月から、19年3月までの1年間の実績は1266件という結果でした。
 半期ずつに分けると、18年4月から9月までは482件で、18年10月から19年3月までが784件でした。半期ごとの比較でみると、下半期は上半期より62.7%増えていることになります。まだまだ絶対数は少ないのですが、国土交通省としては、確実に増加ピッチを刻みつつあるということがいいたのかもしれません。

●リフォーム済み物件がほぼ9割を占める
 この「安心R住宅」のロゴマークを使うためには、リフォーム済みかリフォーム提案がついていることが条件ですが、結果をみると、リフォーム済みが1139件と、全体のほぼ9割を占めました。実際にきれいにリフォームしているほうが、お客を説得しやすいということでしょうか。
 また、一戸建てとマンションの別でみると、一戸建てが467件で、マンションが799戸でした。リフォームで見栄えがよくなりやすいマンションのほうが比重が高いようです。



posted by ky at 08:45| 中古住宅

2019年06月10日

GAテクノロジーズ『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』オープン

 AIを活用した中古不動産流通プラットフォームサービスの「RENOSY(リノシー)」を展開するGAテクノロジーズが、2019年6月7日に、渋谷に『RENOSY STAND SIBUYA』をオープン。その前日の6日6日に、報道向けの説明会が開催されました。

●GAテクノロジーズはマザーズ上場の注目の成長企業
 GAテクノロジーズはAIを活用した中古不動産の総合的なプラットフォームである「RENOSY(リノシー)」を展開するほか、不動産営業支援ツール、不動産オーナー向けアプリの開発・運営、中古マンションの投資型クラウドファンディングサービスなどを行っています。
 2013年設立という若い会社ながら、18年10月期決算の売上高は200億円、370名の従業員規模に達しています。すでにマザーズ上場を果たした、不動産業界でも注目の成長企業です。
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●カフェでくつろぐように住まい探しを楽しむ
 このほど東京・渋谷にオープンしたのが、『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』。GAテクノロジーズが運営する「RENOSY(リノシー)」による住まい探しとリノベーションの世界観を体験できる、これまでにない不動産店舗といっていいでしょう。店舗デザインも、写真にあるようにとても不動産会社とは思えないお洒落なものに仕上げられています。
 店舗では無料のコーヒーサービスもあり、カフェでくつろぐような気分で住まい探しができるというのがうたい文句です。

●住まい探しからリノベーション、管理までワンストップ
 この『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』の特徴として、GAテクノロジーズでは、次の3点を挙げています。

@AIが職場や学校からベストな居住エリアと物件候補を提案する「BEST BASHO(ベスト場所)」を体験できる
 たとえば、渋谷に勤務する夫と品川に勤務する妻の共働き夫婦の場合、最も利便性の高いエリアはどこで、具体的にどんな物件があるのかなどをAIが探してくれます。ここに、子どもの通学先、毎週のように出かける場所などさまざまな要素を加えて検索することが可能です。
 また、中学受験に有利な公立小学校の学区、窃盗犯の少ないエリアなどの多彩な条件を加えることができ、今後はデータ化しにくい「街の雰囲気」などのデータ化などにも取り組んでいく考えです。

A女性の就業率が過去最高になり、共働き世界が1100万世帯を突破、変わる働き方に応じた住まいの提案を行う
 共働きが当たり前になり、家探しにおいても「職住近接」を優先する人たちが増えています。GAテクノロジーズの「RENOSY(リノシー)」では、テクノロジーとリアルの融合によって、住まい探しからリノベーション、資産活用、購入後の管理までトータルにサポートする体制を確立しています。忙しい共働き世帯のあらゆるニーズに対応します。
 これまでは、お客は「探す」「リノベ」「投資」などのさまざまなシーンごとに会社や場所を選ばなければなりませんでしたが、『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』ならワンストップで対応が可能です。
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B急増する職住近接ニーズに応える「4D RENOVATION(フォーディーリノベーション)」を展開する
 タテ×ヨコ×高さの空間(3D)にいまひとつのD(時間・目的)を掛け合わせて、空間をひとつの利用目的だけではなく、多目的に有効利用できるような、快適な家づくりを提案するリノベーションサービスを展開します。『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』も、店舗内に写真にあるような多目的に活用できる大きなテーブルが設置されています。
 家庭に置き換えれば、ここで家族が食事をし、くつろぎ、また仕事や勉強をしたり、友人を招いてのパーティーなども可能です。
 また、バックヤードには6畳大の居室が設置されていますが、寝室と居室が立体的に組み合わせられています。リビングを広くとって、居室は狭くても人数に合わせて効率的に活用するという考え方です。

●住まい探しのストレスをなくすのが使命
 GAテクノロジーズでは、「4D RENOVATION(フォーディーリノベーション)」によって空間を効率的に活用することで都心居住を可能にし、入りやすい店舗デザインで住まいの購入を身近なものとし、ワンストップサービスで住まい探しのストレスの解消を目指しています。
 その実験店舗ともいうべき『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』、関心のある方は下記からどうぞ。

★『RENOSY STAND SIBUYA(リノシースタンド渋谷)』
https://stand.renosy.com/?__hstc=48572793.0cb33bffc4629cde2da01c16fee8624d.1559868586518.1559868586518.1559871080468.2&__hssc=48572793.9.1559871080468&__hsfp=1413269105






posted by ky at 08:43| 中古住宅

2018年12月03日

「安心R住宅」制度開始から半年――認定団体は8団体、掲載実績は482件に

 2018年4月からスタートした「安心R住宅」制度。国土交通省が認定した団体に所属する会員企業が、一定の条件を満たす中古住宅の販売に当たって、国土交通省が作成したロゴマークを使用できるという制度です。このロゴマークが掲載された物件は、いわば国土交通省のお墨付きということであり、中古住宅市場の拡大を促進する取組みとして業界内外から注目されています。
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●対象となる住宅には耐震性などが不可欠に
 まず、この「安心R住宅」の対象になる住宅としては、次のような条件があります。
➊基礎的な品質があり安心
 新耐震基準に適合し、インスペクション(建物状況調査)の結果、既存住宅売買瑕疵保険制度の検査基準に適合していること
❷リフォーム工事が実施されていること
 リフォーム工事によってきれいになっていること、またはリフォーム工事に関する提案書があることなど
❸情報が開示されていること
 広告時に点検記録などの保管状況が示され、必要に応じて詳細情報が開示されること

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●認定団体は11月末段階で8団体に
「安心R住宅」のロゴマークを使用するためには、中古住宅としての条件が以上の➊〜❸を満たすレベルの高いものであると同時に、その物件を扱う会社が信頼のおける業界団体に属していることが前提になります。所属する団体で一定の条件を満たして、国土交通省から認定されていなければなりません。
 その認定を受けているのは現在のところ図表にあるような8つの団体です。そして、これらの団体に所属する不動産会社で、実際に「安心R住宅」として不動産広告などにロゴマークを使用した物件は、18年9月末段階で482件だったそうです。

●482件の大半がリフォーム済みの中古住宅
 その482件のうち、リフォーム済みの物件が407件で、リフォーム提案が付いた物件が75件になっています。リフォーム提案だとイメージがつかみにくいためでしょうか、やはりリフォーム済みの物件が多いようです。
 今後も団体や物件数の拡大を目指します。国土交通省では、「引き続き、安心して購入できる既存住宅の流通促進に向け、『安心R住宅』制度の周知に努めてまいります」としています。




posted by ky at 08:58| Comment(0) | 中古住宅